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天木直人の「私はあなただ、あなたは私だ」③

 天木直人ブログの「私はあなただ、あなたは私だ」シリーズを読んで行くと、彼が今回、参院選に大きな勢力からの支援もなく、「9条ネット」から出馬を決めたかが分かります。
 一方、彼を出馬へと誘った「9条ネット」運動の原点は3年前にさかのぼります。その時、レバノン特命全権大使の職を辞し、小泉純一郎に公然と批判を行なった天木直人は参院選に向けて「今が旬」といわれており、大きな政党からの呼びかけを待っていました。だから、「9条ネット」の前身である小さな市民運動からの出馬要請に耳をかすことは残念ながらありませんでした。
 時は変わり、天木直人が挑戦した小泉純一郎は去り、安倍晋三に政権が移った今、日本は猛烈な勢いで安倍晋三の無知な政治により壊れ始めました。このような時代に警鐘を鳴らし続けてきた天木直人は、これまでの行きがかりを捨て、「9条ネット」からの小さき声に耳を傾けたのです。

 3年前と今回の支援者が実は同一人たちであることを天木直人は知らないかもしれません。しかし、国弘正雄が言っているように「小異を捨て大同につく」ことが、今回の参院選になんとしても勝利して憲法改正の愚を阻止する為に皆が団結せねばならないのです。
 以下、天木直人の熱い思いをブログの抜粋からご紹介します(「9条ネット・東京事務局)。

  2007年5月28日私はあなただ、あなたは私だ③
  多数の激励が私に寄せられている。寄付金の方はまだ確かめていないが、生活費の一部をはたいて寄付を振り込んだ人たちがいる。望外の感激だ。この支援があってはじめて、私は闘い抜くことが出来る気がする。私は期待を裏切らない。「私はあなただ。あなたは私だ。」この選挙はブログの向こうであなたも私になって共に闘う選 挙なのだ。
  
  私はこれから7月22日までの間、私の選挙活動のすべてをそれら支援者に向けてこのブログで報告する。それと並行して書き続けるこれまでのブログは、 あらゆる読者向けの私の時事解説であるが、「私はあなただ、あなたは私だ」は、身銭を切って応援してくれた人たちへの、私の精 一杯の返答である。これから始まる熱くて長い2ヶ月の記録としたい。

  さて今日28日の午後一時から国会野党記者クラブという所で「9条ネット」の記者会見が開かれる。私もそこに出席する(松岡利勝農水相自殺事件で開かれず。残念)。「9条ネット」について私が今抱えている最大のジレンマを書く。
  
  私が「9条ネット」に参加する事を最後までためらった唯一、最大の問題は「9条ネット」の不明さだ。「9条ネット」は全国比例区の候補者がほとんど集 まらない段階で既に記者会見を一度開いている。その時、新社会党の代表である栗原さんという人が候補者の一人である事を発表した。それによって「9条ネッ ト」は新社会党の隠れ政党だと日本共産党がすかさず叩いた。

  右翼からも「左翼の悪あがき」であると嘲笑された。これを一般の人が見たらどう思うだろう。うんざりするだろう。これでは風は起こらない。私がもっとも嫌い、困惑する状況である。この点を根本的に改めて出直さない限り私は「9条ネット」に参加する 気など起こらない。何度も「9条ネット」の関係者と激論を交わした。納得が行かないまま、参加する事は出来ないといったんはきっぱり断った。
 
  そんな私が最後に「9条ネット」への参加に踏み切ったのは、安倍首相の改憲姿勢の高まりと護憲政党の非力さである。ここでなんらかの国民運動を起こさなければ憲法9条は守れないという認識である。9条は変えさせないという強い気持ちである。だから「9条ネット」に最終的に参加することに決めたのは、私の 自発的な決断で、誰からの命令もない。そしてその「9条ネット」を国民にアピールできる 運動に自分の手で変えていくしかないと思ったのである。

   私は次の前提が崩れない限りにおいて参加する事を表明し、それが受け入れられた。すなわち一切の特定の既存政党と結びつかない選挙確認団体であっ て、様々な考えを持つ政党、組織、市民団体、個人などが「憲法9条を変えさせない」というただ一点で協力し合うものが「9条ネット」である。あらゆる護憲 勢力に結束を呼びかけ、それを誰よりも先に実践するのが「9条ネット」である。

  「憲法9条を変えさせない」ということを除いて、参加する者たちの主義、主 張がお互いを縛る事はない、影響を与え合うものではない。「憲法9条を守ること」の一点だけを全面的に打ち出す、それ以外の事を掲げない、議論しない。そ の了解で各人が参加する、こういう事である。

  この前提については一応了解された事になっている。しかし物事はそう簡単に整理はできない。不透明な部分は各人の意識の底に沈殿しているかもしれな い。それよりも何よりも「9条ネット」という組織は依然弱体でバラバラである。意地悪な記者の質問に対し返答に窮する事態も想定できる。返答次第では「9 条ネット」は失速する恐れがある。

  もう一つの問題は「9条ネット」の出現が既存政党から警戒、敵視されるという事である。とりわけ日本共産党、社民党という護憲を売り物にしてきた野党に対し「9条ネット」は完全に対立する存在である。当然、これら護 憲政党の支持者から批判される。その批判は「9条ネット」に参加した私にも向けられるであろう。その一方で私個人を支えてくれる保守層からも、「左翼に利用 された」と私は批判される。ここに私のジレンマがある。

  しかし今の私はそのジレンマさえも克服しつつある。左翼からの批判に対しては、「既存の護憲政党だけでは憲法9条は守れない。憲法9条を守る気が本当 にあるのなら何故団結しないのか。だから国民が離れていくのだ。その国民を結束させるのが9条ネットだ。自分 の役割だ」と答えることにしている。

  右翼からの批判については、「対米従属から自立するには憲法9条を掲げて日本を守るしかない。政治的立場を超えてその 思いを共有する者たちの選挙協力の場が9条ネットである。当選したら天木新党を立ち上げ、自分の考えを実行する」と答えることにしている。

   これまで政治に無縁な私がはじめて本気になって政治に関わっていこうとしている。その私はあなただ。あなたは私だ。

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by 9jou-net_tokyo | 2007-05-29 00:00